おすすめのデニム・カバーオール全集

これまで購入したり見つけた、おすすめの DENIM COVERALL (デニム・カバーオール) をご紹介します。デニムのカバーオールを古着屋やメルカリなどで探すと、Levi’s、Wrangler、Dickies、Lee、BIG MAC、Carhartt、PAY DAY などのクラシックなものを見ることが多いかもしれません。

こちらでは現代に愛されている日本のデニムブランドをメインに、様々なデニム・カバーオールをご紹介します。ここで紹介していますカバーオールは既に廃番となってしまっているものから、人気やその後定番となり再発されているものもございます。

何か新しいデニム・カバーオールを探している方は、是非ご参考にして下さい。

デニムカバーオールの歴史

デニムのカバーオールは、19世紀後半に鉱山労働者、農民、鉄道員、機械工などの肉体労働者 (ブルーカラー) の男性向けにデザインされた丈夫な作業着ワークウェアとして登場しました。

現在ではデニム・ジャケット、デニム・カバーオールなどと呼ばれていますが、これらの名称は後からつけられたものです。デニム・ジャケットには境界線もなく、定義された時代もありません。

20世紀初頭、デニムのカバーオールはブルーカラー労働者のワードローブの定番となり、その後数十年にわたりその人気は高まり続けました。はっきりしているのは、1900年代半ばにワークウェアからファッションステートメントへと移行し始め、カジュアルでスタイリッシュなシーンでも頻繁に着られるようになりました。

デニムジャケットは、アメリカのカルチャーには欠かすことのできない存在です。その歴史を辿ると、エルビス・プレスリーが映画『監獄ロック』でダークデニムジャケットを着用し、1960年代にはヒッピーたちのユニフォームとなりました。

1970年代にはジョン・レノンが、1980年代にはブルース・スプリングスティーンがデニムを愛用していましたし、最近ではカニエ・ウェスト、チャンス・ザ・ラッパーなどのラッパーもデニムを着用しています。

CACTUSカバーオール / Kapital

CACTUSカバーオール / Kapital

Kapital を代表するカバーオールと言えば、これまで様々な生地や柄で登場しているCACTUSカバーオールです。そしてこちらは「CACTUSカバーオール (濃色加工)」です。

Kapital が出しているデニムのCACTUSカバーオールは、インディゴ、濃色加工、中色加工の3種類があります。同じ生地でも加工で3種類展開するというのは加工技術の高さを示しています。

クラシックな型ではありますが、Kapital のデニム素材の良さ、加工技術が光るデファクトスタンダードです。

リンゴマンカバーオール / Kapital

リンゴマンカバーオール

Kapital を代表するデニムのカバーオールの1つ、リンゴマンカバーオールです。デフォルメされたビッグサイズのアシンメトリーポケット、ジャケットの背面には斜めに大きなポケットが付いており、雑誌や新聞を入れることもできます。

上記の写真はリンゴマンカバーオール (インディゴカラー) の経年変化です。

スキヤキ・カバーオール / Kapital

デニムのカバーオールをベースに、着物や様々なポケットのついたサファリジャケットの要素をMIXしたジャケットでし。フロントをストレートに閉じればAラインのラフなカバーオールに、カシュクール合わせにすると、オリエンタルな雰囲気漂うカバーオールに表情を変えます。

カンフーカバーオール / Kapital

カンフーカバーオール / Kapital

2019年に登場したのが、その時のコンセプト “チャイナ服” のディティールをワークジャケットに落とし込んだ Kapital らしいセンスの光るセルビッチデニムを使用したカンフーカバーオールです。

デニムにチャイナ服のディティールを落とし込んだアイテムは結構ありますが、これまでにカバーオールにチャイナ服のディティールを落とし込んだデニムブランドは無かったのではないでしょうか?

ワークジャケットにチャイナ服の要素を取り入れて現代にアップデートしたと考えると、この視点はさすが Kapital のセンスを感じます。

デニム・プロペラカバーオール / Kapital

2020年には Kapital から「11.5ozデニム プロペラカバーオール」が発売されました。同タイプはカバーオールとコートタイプの2バージョンが発売されています。

シューティングジャケットやコックジャケットの要素を取り入れたリジットデニムのカバーオールです。何と言っても注目は、ガンパッチのように配置した左肩のポケットです。

前立ての小さなポケットなど、合計で6つのポケットが付いたデザインです。

BIG MAC × Ordinary Fits DENIM COVER ALL

BIG MAC × Ordinary Fits DENIM COVER ALL

アメリカのデパート JC Penney のプライベートブランドとして誕生した BIG MAC と Ordinary Fits がコラボしたデニムのカバーオールジャケットです。

こちらは2019年の企画で、BIG MAC made by ordinary fits と題して展開されたラインナップのアイテムです。Ordinary Fits フィルターを通して、BIG MAC のアイテムたちをアレンジするというものでした。

その良さが最も凝縮されていたのが、こちらのデニム・カバーオールです。上品な襟からジャケット全体のシルエットが非常に美しいです。

DENIM COVERALL / ORDINARY FITS

ライトオンスなデニム生地を使用した、柔らかい肌触りのカバーオールです。袖をロールアップすると白い裏地が映えます。

COVERALLS WABASH / Dawson Denim

UKブライトンに拠点を置くブランド Dawson Denim のストライプのカバーオールです。

デニムのカバーオールという枠で探しても、Kapital のデニム・カバーオールが多く出てきました。それはアメリカのカルチャーに日本の文化や各国の文化的要素をミックスさせることで「スキヤキ」、「カンフー」など現代に新しい価値を持ったカバーオールを生み出している Kapital の常に進化を続ける革新的な姿勢が表れています。