今日買ったアイテムをご紹介!

レトロポップなバンダナ・クッキー柄のアイテム

Kapital が2022年頃からコレクションに取り入れているレトロポップなクッキー柄ですが、そのソースが1960年〜1970年代に流行したヴィンテージバンダナのクッキー柄に起因していることを最近知りました。

現在レトロブームなどの影響もあり、クッキー柄のバンダナが人気だそうで、1960年〜1970年代のビンテージバンダナ クッキー柄 FAST COLOR の相場は 14,000円〜 ぐらいで取引されています。

このようなトレンドも抑えて、Kapital がクッキー柄のアイテムを展開しているのは、毎度ながら素晴らしい嗅覚ですね。24年の春夏に登場した全6色のネッカチーフ「ワッシャーシルク ネッカチーフ (COOKIE)」も正に、ヴィンテージバンダナのクッキー柄を採用し、現代にアップデートされたアイテムだったんですね。

クッキー柄のレトロポップでかわいいデザインは、Kapital のオリジナルだとばかり思い込んでいたのですが、ちゃんと歴史があるんですね。今年の Kapital はクッキー柄のアロハなども展開しており、この背景を知ると買っておくべきではないかと思ってきました …

ちなみに、ちゃんと商品説明に「バンダナの柄に用いられる花柄のクッキーをデザインしたアロハシャツ」と書いてありましたね。このクッキー柄のアイテムですが、Kapital はこれまでにバッチ、Tシャツ、トレーナー、靴下と展開しています。

クッキー柄バンダナの歴史

クッキー柄バンダナの歴史を辿ってみると、1960年〜1970年代は、自由な自己表現と個性が強調された時代でした。ヒッピー文化の影響を受け、ファッションにはカラフルでユニークなデザインが多く取り入れられました。バンダナもその一環として、さまざまなパターンや柄が人気を博しました。

70年代は、ポップアートの影響がファッションにも広がった時代です。日常的なアイテムや食べ物がデザインに取り入れられることが多く、クッキーのような身近なモチーフがバンダナのデザインにも採用されました。

バンダナはもともとペイズリー柄や花柄が一般的でしたが、1970年代に入るとデザインの多様化が進みました。その中で、クッキー柄のようなユニークで遊び心のあるデザインも登場しました。

この時代は、手作りや DIY (Do It Yourself) 文化が盛んでした。多くの人々が自分のバンダナに独自のデザインを施し、クッキー柄のようなオリジナルデザインが生まれました。これにより、個性豊かなバンダナが広がっていきました。

Kapital 平田和宏氏による著書「ELEPHANT BRAND」

Kapital のデザイナー、平田和宏さんは2008年にバンダナのムック本「ELEPHANT BRAND (エレファントブランド)」も出版しています。独自の世界観とハイクオリティで世界的に注目されているファッションブランド『KAPITAL』のクリエイティブディレクター平田和宏が、バンダナの魅力を余すところなく表現。

マニアも唸る内容でありながら、子供から大人まで広く誰にでも楽しめる存在であって欲しいという願いもこめて、クラフト感いっぱいの誌面構成となっている。130枚以上のバンダナ掲載は圧巻で、ファッションデザイナーなどのクリエイターたちの資料としても存在価値は大きい。

また、平田氏の気持ちに共鳴したミュージシャンUAさんの撮りおろしも掲載。バンダナの絵柄と新しい生命体との神秘的な関係が2人のセッションによって表現されている。現在妊娠中の彼女があえてファッションシューティングに挑戦したその意味も感じて欲しい。

Kapital のバンダナ・ミュージアム

Kapital は自社でバンダナミュージアムも展開しています。Kapital の本拠地である岡山の瀬戸内児島赭店に隣接したバンダナミュージアムは、2014年に開館。2024年に10周年を迎えています。

入館料:¥660 (OPEN 11:00 CLOSE 18:00)
休館日:毎週水曜日

手ぬぐい バンダナ・クッキー柄

Kapital のクッキー・デザインがビンテージのバンダナ柄に起因していることを知ったきっかけが、スゲーテキスタイルさんの新作「注染手ぬぐい/ST17824 ネイビー【揃ったクッキー】」を拝見して知りました。こうやって並んだ柄を見るとやっぱりかわいいですね。