リメイクしたアイテムを手がけるブランド Made By Sunny Side Up (メイド・バイ・サニーサイド・アップ) による「2 for 1 Denim Jacket “Levi’s × Lee”」をご紹介します。
こちらは滋賀のセレクトショップ FORT GENERAL STORE で購入しました。まず、Levi’s と Lee を半分半分でくっ付けてしまうという斬新なアイディアに惹かれました。しかもリーバイスのクラシックなデニムトラッカージャケットに、Lee を代表するウエスターナのデニムジャケットを半分半分に付けるという斬新なアイディアです。
Made By Sunny Side Up とは?
Sunny Side Up (サニーサイドアップ) は、岡山県倉敷のデザイナー小森氏自らが企画・デザイン・縫製・リメイクをすべて手掛けるリメイクブランド。古着やヴィンテージの良さを最大限に生かし、積み重ねた技術と自由な感性で思い入れのある丁寧な商品作りをしており、ひとつひとつの作業に情熱を送り込んだ物作りをしています。古着のデニムアイテムを繋げた “2 For 1” シリーズが人気です。
リーバイスのクラシックなデニムトラッカージャケットとは?
Levi’s のトラッカージャケットの起源は、1905年頃、Levi Strauss (リーバイ・ストラウス) が、彼の有名なブルージーンズに合わせる上半身のアイテムとして、同じ9オンスの未サンフォライズド「double heavy extra strong quality(XX)」デニムを使ったリーバイブラウス (別称、生産コード506) を作ったときに遡ることができます。
Made By Sunny Side Up の「2 for 1 Denim Jacket “Levi’s × Lee”」でリメイクされている Levi’s サイドは、Type III (タイプ3) が使われています。このモデルは、織物の赤タブレーベルを手がけたクリス・ルシファーの息子でデザイナーのジャック・ルシファーがスケッチしたものです。プリーツやリベットといった定番のディテールを排除し、ポケットから裾にかけて2本のVシームを入れることで、よりスリムなシルエットを実現しています。
Lee ウエスターナジャケットとは?
Photo by Norville
1959年に初めて発表されたのが Lee のウエスタン・ジャケットです。オリジナルのデザインを採用し、Kapital、orSlow など多くのデニムブランドもリリースしています。
当時、Lee の白いきめ細かいコットンジャケット、エクリュカラーは同ブランドのアイコンであり、ユニークな生地は毎日でも着られるように丈夫に (色あせないように) 設計されました。実際、ウエスターナは平日用のデニムジャケットに代わるものとしてデザインされました。
両ブランドの襟やポケットの配置も違い、デニムの濃淡も違いますので正に世界に一つだけのジャケットです。さすがにリーバイスの半分、Lee の半分のジャケットサイズが違うため、若干歪みというかもつれがありますが、それら全部含めて面白いリメイクアイテムです。
Made By Sunny Side Up の同シリーズ “2 for 1 Denim Jacket” では、Levi’s のデニム・トラッカージャケットの襟をカットして、濃淡の違う同じタイプのデニムジャケットを融合させた「2for1 リメイク ノーカラーデニムジャケット」も発売されています。