数年振りに KAPITAL の SPRING KOUNTRY MONTH に行ってきました。今回はモトクロスのデニムにインスパイアされた「2024 SPRING KOUNTRY MONTH ”MX-KOUNTRY” LINE」のリリースです。
LEGS六本木店へ
メイン会場となる恵比寿の NAKED STORE は混むと思ったので、LEGS六本木店へ向かいました。今回も11時過ぎに六本木に着くと、韓国の人たちが数人並んでいたので加わりました。
経済の流れにより、中国から韓国へ
数年前、LEGS六本木店がリニューアルオープンした際に KOUNTRY MONTH で並んだ時は、中国人のバイヤーがかなり沢山いましたが、COVID 対策のミス、中国経済の低迷、中国の不動産市場の焦付きが隠し切れなくなると、デフォルトのニュースが相次ぎ、中国経済は早くもデフレに陥っています。
日本が長いこと経験してきたような失われた30年を、今度は中国が歩み出そうとしています。やはり中国経済減速の動きに伴い、数年前まで KAPITAL に出入りしていたバイヤーは相当減ったのではないでしょうか?
変わって、BTS や NewJeans が KAPITAL のアイテムを着用したことで、ここ数年は中国に変わり韓国のエンタメ層の客や若者に入れ替わったのは、非常に面白い現象だと思います。
ロケットマンショーの思い出
そんなことを思いながら並んでいると、スタッフから整理券が配られ「改めて 13:00 に来て下さい」ということになったので、一度ヒルズを離れ、けやき坂の蔦屋書店に向かいました。途中に J-Wave スタジオがあったのですが、ここは今から何年も前にロケマンショー最終回の時にリスナーが集まっていた場所だと気づきました。
Lamp が Mitski のサポートでUSツアー
ロケマンショーと言えば、私が 3.11 の震災後にラジオを聴いていて出会ったのが Lamp です。丁度 Lamp が2011年に『東京ユウトピア通信』をリリースしたタイミングで番組に出演していました。あれから10年以上の時が経ち、Lamp はこの夏、今欧米で最も人気のある日系アメリカ人のシンガーソングライター Mitski のサポートでUSツアーを行います。
私にとって Lamp は、音楽の終着駅であり、Lamp に出会って以降、Lamp を超えるアーティストには出会ってないくらい、その音楽の魅力と世界観に魅了されています。そんな Lamp が、遂に世界に出ていくことを大変嬉しく、ファンとして誇らしく思います。
けやき坂の蔦屋書店へ
J-Wave スタジオの前を通り、そんな思いが込み上げてきました。けやき坂の蔦屋書店は始めて入ったのですが、ほぼ全てのジャンルの雑誌 (海外も含む) が揃っているのは流石の品揃えだと思いました。
昨年からバイオテクノロジー分野への投資に興味を持っており、特にオンコロジー分野の投資を進めていることから、バイオ系の雑誌があるかな?と思ったら、WIRED の最新号で、BioNTech の共同創業者の2人が「がん細胞を“狙い撃つ”抗体薬物複合体(ADC)の開発が進む」という特集記事が組まれており、興味深く読みました。
WIRED のようなテック寄りの媒体で、このようADCの特集が組まれたのは非常に示唆的だと思います。現に BioNTech は2023年初めに、2つのADCの権利について中国の Duality Biologics と1億7000万ドルの前払い契約を結んでいます。やはり、この分野が昨年以降、ホットな領域であることを再確認したのでした。
そうこうしていると、時間になったので再びLEGS六本木店に向かいました。いつの間にか列も無くなり、すんなり店舗にインしました。予定では「14oz Denim BONE Lining Reversible Motocross JKT」を色違いで2つ買おうかと思っていたのですが、予想以上に着丈が結構タイトだったのでブラックだけ買い、もう一つ今回発売された赤いラインが印象的な「14oz TODOTERRENO Motocross JKT」を購入しました。こちらは着丈もあり、全体的なバランスが良い感じでした。
KAPITAL 特性のダブルジップ難解問題
勿論パンフレットも久しぶりに買いました。そして何より今回驚いたのが、Kapital 特性の大きなダブルジップが難解だったことです。Kapital でこのバージョンのダブルジップが採用されたのは、去年の「11.5オンス BONEライニング リバーシブル ZIPUPワークジャケット」からだと思うのですが、例えば今回発売された「14oz Denim BONE Lining Reversible Motocross JKT」と「14oz TODOTERRENO Motocross JKT」のダブルジップの仕様が若干異なるのですが (リバーシブルの ZIP の方が豪華)、豪華なリバーシブルなダブルジップは最初激ムズで、このダブルジップの開閉のコツを掴むのに結構時間を要しました。
特に豪華版なダブルジップについては、確実に開閉するにはコツが必要で、所謂スキルがないと開閉できないという難易度でした。不器用な人はこの服開閉できなくて着られないのでは?というレベルだと思うのですが、どうなんでしょうか。
「The SUKIMONO BOOK」Issue 04
後になって「The SUKIMONO BOOK」Issue 04 を見てみたのですが、この本のキャッチが “好きなモノを集めた1冊” というコンセプトのようで、このコンセプトだけでわくわくしたのですが、内容もすごい面白かったです。所謂 zine という媒体で、アイテムが主役でシンプルな構成が良いですね。これ見た読んだ後に、KAPITAL のモトクロス・パンツが欲しくなるくらい、やはりストリーが大事だと感じました。