FDMTL が加工を手掛けた、KAPUKI のデニム着物とは?

2025年2月2日、成田山新勝寺で行われた恒例の豆まきにNHKの大河ドラマ『べらぼう』の出演者として参加した水野美紀さんが着用していたデニムの着物が素敵だな〜と思って調べてみると、何とデニムブランドの FDMTL が加工を手掛けたデニムの着物ということが分かりました。

デニム着物は、デニム生地を使用したカジュアルな着物で、近年、伝統的な和装に現代的な要素を取り入れたファッションとして注目を集めています。

デニム生地は丈夫であり、着用を重ねることで体に馴染み、独特の風合いが楽しめます。また洗濯機で洗えるため、日常使いに適しており、手入れが容易です。

真夏以外は、伝統的な着物よりもカジュアルな印象で、普段着として気軽に着用できます。

KAPUKI のデニム着物

KAPUKI のデニム着物

こちらのデニム着物は、KAPUKI というブランドのもので「1YR レディース(KAPUKI オリジナル)デニム着物」というアイテムです。定番色の「1yr」(1年着用したような意味合い) はデニムの風合いを楽しみつつ、着物としての合わせやすさも抜群とのこと。

岡山のデニム職人によってカタチになった、ジャパンメイドの KAPUKI のデニム着物。デニムブランド FDMTL (ファンダメンタル) に依頼し、生地やウォッシュ加工にこだわり、ステッチを見せる仕立てで、本格デニムならではの風合いを追求しています。

FDMTL(ファンダメンタル)とは?

FDMTL(ファンダメンタル)は、2005年に津吉学氏が設立した日本のアパレルブランドで、主にデニム製品を中心に展開しています。ブランド名は「Fundamental Agreement Luxury」の略称で、2015-16年秋冬シーズンより現在の「FDMTL」に改名されました。

FDMTL は「着用するほどに愛着の湧く商品」をコンセプトに掲げ、風合い豊かな素材を用いて、細部までこだわった製品作りを行っています。特に、世界的に評価の高い岡山県産のデニムを使用し、生地の選定から縫製、加工に至るまで、すべて日本国内で行われています。

熟練の職人技術を活かし、大量生産では再現できないディテールを追求しています。

KAPUKI のデニム着物

デニムということもあり、お手入れも簡単で洋服に近い感覚で着物を楽しめるとのことです。巣材は、綿100%(岡山デニム)10オンスというしっかり目のデニム生地を使用しています。

デニム着物の写真でも分かる通り、着物の帯のチョイスで見栄えが大分変わってきそうです。デニム着物には、デニムアイテムのように淡いインディゴ・バージョン「2YR レディース(KAPUKIオリジナル)デニム着物」もあり、好みのカラーを選ぶことができます。