デニムの 1st ジャケット、どこのデニム・ブランドで買うか?

Kapital デニムの1stジャケット

デニムが好きな方は、デニムの1stジャケットを持っているという方は多いのではないでしょうか?私も2022年に Kapital からデニム 1st ジャケットの新しいモデル「14ozデニム 1ST JKT」が発売されたのでネットで購入しました。

色んなブランドが 1st ジャケットのモデルをリリースしている訳ですが、どのブランドの 1st ジャケットを買うか?は人によって違うと思いますが、今回私が Kapital のデニム 1st ジャケットを購入した背景をご紹介します。その前にデニムジャケット、1st ジャケットの誕生についてご紹介します。

デニムジャケットの歴史

デニムジャケットの最初のモデルとされる記録は、ドイツのラインラント歴史委員会のコレクションの一部で、1805年または1810年にさかのぼります。

アメリカでは、ドイツの実業家リーバイ・ストラウス (Live’s の創始者) が、カウボーイ、鉱山労働者、鉄道労働者のための新しいタイプの作業着としてジーンズを発明して約10年後の1880年頃に、最初のデニムジャケットが登場したことが記録されています。別名トラッカージャケットとも呼ばれ、テーパードスタイル、ウェルトハンドポケット、胸ポケットと袖口を押さえるバータックなどのデザインが登場しました。

庶民から労働者、カウボーイ、ヒッピー、ロックスター、ラッパーに愛用され続けているデニムジャケットは、変化、独立、自由を象徴するアメリカのサルトリアの歴史のシンボルとなっています。

デニムジャケットの3つのパターン (Type I、Type II、Type III) があり、それぞれのスタイルが独自の方法で大衆文化と結びつきながら進化を遂げました。1世紀以上にわたって、この3つのデザインは、世界中のファッションブランドが模倣するデニムのデザインの青写真を提供しています。

そのデニムジャケットの最初モデルとされるのが 1st (Type I) モデルです。

1st ジャケットを買うポイント

デニムの1stジャケットを買うポイントなんか人それぞれだと思いますが、私はデニムの1stジャケットを買う場合、以下のようなポイントを考慮していました。

1. 好きなブランドのモデルを買いたい
2. 新品を買いたい
3. ワンウォッシュぐらいの濃いインディゴカラーが欲しい
4. ワンサイズ上のサイズを買う

当たり前のようなことで申し訳ないのですが、デニムの1stジャケットを買う場合、自分な好きなブランドからリリースされるのを待っていました。Kapital は過去に何度が1stモデルのデニムジャケットを出しているようですが、私が Kapital をデニムを買い出した2018年以降は、デニムの1stジャケットはリリースされておらず、2022年の夏頃に遂に発売されました。

orSlow デニムの1stジャケット

デニムの1stジャケットは、orSlow などもオールシーズンで販売していますが、普通過ぎるというか … Kapital で発売されるのを待っていました。新品を買いたいというのは、自分が日々着ることでデニムをカラダにフィットさせたいということでしょうか。別の言い方をすれば、自分の歴史を刻みたいというようなニュアンスかもしれません。

デニムを育てるとか、経年変化を楽しみたい、というのはあまりないのですが、新品でスタートさせたいという想いがありました。これに近いかたちで、1stを買うならワンウォッシュぐらいの濃いインディゴのものを買おうと決めていました。最後のワンサイズ大きいサイズを買うのは、冬にセーターなどある程度着込んでも大丈夫なように、少し大きめを買いました。

デニム 1st ジャケットのTバックとは?

デニム 1st ジャケットのTバックとは?

1stジャケットのTバックとは、当時は、大きいサイズを生産する際に織機で織れるデニム生地の幅が足らず、やむなく二枚の生地を中央で接いでいました。背面に縦にステッチが入るのが特徴で、その見た目から「Tバック」と称されています。大きいサイズにしか採用されていない事から、コアなコレクターを生むレアディティールとして、現在でも根強い人気を誇っています。

2022年8月に、デニム愛好家で有名な草彅剛が『アメトーーク!』の「ジーンズ大好き芸人」に出演し、草彅くんと芸人が愛用の1stジャケットを持ち寄って、Tバック自慢をしているのを見て、1stジャケットのバックって全部Tバックなんだという認識でいたのですが、それは大きいサイズのみT字のスプリットバックデザインになっているんですね。

それで orSlow も Kapital も、現代の織機、製法であれば接がなくても生産できるものを、当時の文化を継承し、ヴィンテージ同様大きいサイズのみで採用しています。

ユーロリーバイスの 70501 デニムジャケット

こちらは、フロントワンポケデザインの1st型を復刻したユーロリーバイスの 70501 デニムジャケットです。説明にもあるように、長めに取られた着丈、ゆとりのある身幅など雰囲気ありますね。

Kapital でデニムの1stジャケットを買った後に、同じようなデニムでセットアップで着てみたいと、サイズが復活したタイミングで、Kapital のスタンダードデニム「14ozデニム 5P モンキーCISCO」も購入してしまいました。