『ちゅらさん』の重要なシーンを盛り上げるりんけんバンドの「波ぬ花」

『ちゅらさん』の重要なシーンを盛り上げるりんけんバンドの「波ぬ花」

今から20年以上前に聴いた、ちゅらさんプレマップで流れていた挿入歌がりんけんバンドの「波ぬ花」という曲だということを知って、この曲並びにりんけんバンドの作品をヘビーローテしている2024年夏を迎えています。

三線の優しい音色と、うちなーぐちの楽曲から沖縄の風を感じています。りんけんバンドの「波ぬ花」が挿入歌として使用されたたのは、ちゅらさん中盤最大の山場である、第14集「ガジュマルの樹の下で」の番宣となるプレマップの非常に重要なシーンで使用されています。

このシーンは本当に今振り返っても、ドラマ『ちゅらさん』の超重要なシーンで、1話まるまる病院の廊下で告白する回で、視聴者が固唾を呑んで見守ったシーンだと思います。誰もが「えりぃ、頑張れ!」という思いで見ていたのではないでしょうか。

「波ぬ花」

りんけんバンドの「波ぬ花」は、1995年にリリースされたアルバム『CHEREN (チュレン)』に収録されています。うちなーぐちで歌われているため、歌詞を見ただけでは深い意味が分かりずらいため、現代的な日本語にすると次のような歌詞になります。

牛や馬が走る風景、海の頂に立ち、
波が花のように咲き乱れ、千鳥が行き交う。
人それぞれに故郷があり、人に対しても思いがある。
互いに助け合い、いつまでも、
忘れないで、時が経っても。

潮の泡が立ち、潮花のように散り、
一瞬の間に散りゆく思いやりがある。
千鳥が鳴き飛び、恋が織りなす絹のように、
焦りゆく人に伝言を持たせる。

花が咲き、散りてゆく、
潮花が咲く一瞬の美しさ、
いつまでも愛し、愛し続け、
心に留めて、永遠に、
忘れずに、時が経っても。

裸足で波と戯れ、
髪に夏の夕風を感じ、
波の歌垣や風の言葉を信じ、
恋の業が心にかかる。

潮の泡が立ち、潮花のように散り、
一瞬の間に散りゆく思いやりがある。
千鳥が鳴き飛び、恋が織りなす絹のように、
焦りゆく人に伝言を持たせる。

『ちゅらさん』を彩る音楽

『ちゅらさん』ってドラマも本当に素晴らしかったんだけど、音楽もとっても温かくて、ドラマを引き立ててくれています。サウンドトラックは作曲家の丸山和範さんが担当しています。

特に「Love Theme~Blue Piano~」は、丸山さんの代表作で、こちらのサントラ版はフランスのピアニスト、リチャード・クレイダーマンが流麗なピアノを披露しています。